悪魔の彼


私達はリビングのようなところに通された。



アールグレイのような香りがするお茶をだされたが、私は飲めないでいた。



イアは人間の食べ物を食べれない


なら私は?




思い切って聞いてみることにした



「あのっ…」
シャリラリラン




私の言葉を遮るように鈴が鳴る

それと同時に二人の顔付きが変わった


「?どうかし…」
「静かにしてっ」




ビクッ



優しく温和だったフランテさんが小声で怒鳴った


「種族によって鈴はなりかたがちがうんだ。」

イアが説明してくれた




さっきはシャララランだった

ということは



天使か妖精だ






私も状況を飲み込み緊張した






空気が張り詰める
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