悪魔の彼






そして、そっと離れた。




「心配かけてばっかりでごめんね?もう平気、決めたらいくよ?ほらっ」





今度は私が笑顔で手を差し延べるばんだ。

イアに寄り掛かって、仲間に頼って、一人ではなにも出来なかった自分はもういない



新しい決意をして、そろそろ前をしっかり見て先に進まなくちゃいけない。





私の表情は引き締まった。自分でもわかるほどに。




「シルヴィア……そうか。行こう。」





イアははっとした表情になり、そして何かを察したように微笑んだ。



二人の手がまた繋がれる。



今度はさっきまでの不安を打ち消そうと必死になった繋がりじゃない。



はっきりとした、強い意志を持って前へと進む強い絆となったのだ。








「叔父さんの部屋、ここから西の位置だよね?」





「そうだよ。さぁ行こうか!」




「うん!」










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