大切なもの




あたしはさっきと比べて流れる勢いが落ちた




涙を拭わずに、鉄柵の近くに歩み寄る。



もう、何も考えられない。



何を考えたらいいのかも…わからない。



「城野」



声がした方を振り返った。



そこには、尾盛くんがいた。


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