Star Light


しゅる))) しゅる)))

カチャ





私は結んでいた髪ゴムを外し、
後ろにばさっと流して、
眼鏡を外した





《舞台》

来夢「ええっと....みなさま」






コツ, コツ, コツ, コツ, コツ, ....






柚子「蘭花!」



私はみんなをじっとみてうなずいた


みんなはすごく驚いた顔をしていたけど、
うなずき返してくれて準備を始めた



客席はざわついた


「ねぇ、あのボーカルの子見たことある?」

「めちゃめちゃ美人ー!」

「何年生だろ?白星にあんな子いっけ?」

「すっげー 俺タイプだわ」

「はー? お前にはもったいねーし笑」

「てかさー、このグループやばくね?
全員美男美女じゃん!」

「やば芸能人並!」






来夢「大変長らくお待たせ致しました
それでは開演致します!最初の曲は...」


みんながOKサインを出した



蘭花「初恋singer」







~~~♪♪♪




きずいてよほら わたしのきもちを

よみとって だきしめてよ




~~~♪♪♪



(声が出た!)





曲が始まると減っていたお客さんが
戻ってきて....



違う.... さっきよりお客さんが増えてる




舞台の下の客席だけじゃない、
校舎の屋上から二階の窓まで人がいっぱい
見てくれていた








曲はサビに入って盛り上がると
お客さんも跳ねたりして盛り上がってくれる



みんなが笑顔で嬉しくて鳥肌が立った



郁斗たちともアイコンタクトを
とりながら笑顔で歌う事ができた




私も自由に体を動かして
めーいっぱいきもちを込めて歌った





会場が一気にあつくなった





「ボーカルの子、
めちゃめちゃ歌上手くない?」


「キャーッ 郁斗さまー♡輝さまー♡」


「来夢くーん!♥ 」



曲が終ると歓声と大拍手が起こった




アンコールの声がたくさんとんできた



liveは成功に終わった






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