私と王子の秘密の趣味


『なんで僕達の国は貧しいんだ!!……この世に神って奴はいるのか…?』

『いるわ!!……ただ、今は………』





――――――





あ……

キスシーンだ…


貧しい国の王子、ラヴィルの愛する同国の姫、ルミアは毒ガスによって死をさまよっていた。

って場面は、ラヴィルがルミアに最後のキスと言葉を残す



ここ……どうするんだろう…


私が目で訴えながら出流を見る


「………綾音」

「な…なに?」

「……綾音が嫌じゃないなら、俺は別に…」

「え?」



私が嫌じゃないなら……って…

それって……


“劇するんだからしょうがないだろ”ってこと……?


「それってさ、先輩のため?」

「は?」

出流はびっくりしたように言う






< 161 / 272 >

この作品をシェア

pagetop