第一話 縁結び神社
あの子、もう死んだかな。
亜希美は、公衆電話から麗子の携帯へと電話を掛けた。だが、電波の繋がらない場所か電源が切られていますというアナウンスにほくそ笑んだ。
新婚旅行に行く前日に縁結び神社で書いた日にちは今日だ。絶対に今日、あの子は指名手配犯に遭遇し、そして殺されるはずだ。
旅行や新居への引っ越しが落ち着いた時期にゆっくりと楽しもうと選んだ日にちが此れ程までに待ち遠しかったとは・・・・
全てはあの子が悪いんだ。あの子さえ余計な事をあの時の彼氏に言わなければ、今ごろ私は金持ちの彼と結婚しているはず。平々凡々としたこんな普通の旦那なんかじゃなくて・・・・亜希美は、今後のニュースが楽しみで仕方なかった。
「あの方、何を慌てたのか日にちを入れてないようだ・・・・連絡の取りようも無いし、このまま保管しておくしか無いか。そのうち、また顔を出すだろう」
初老の女性は、呆れた顔でその紙を祭壇の傍らの小さな箱の中に保管した。
箱は、二度と開けられることは無かった。
亜希美は、公衆電話から麗子の携帯へと電話を掛けた。だが、電波の繋がらない場所か電源が切られていますというアナウンスにほくそ笑んだ。
新婚旅行に行く前日に縁結び神社で書いた日にちは今日だ。絶対に今日、あの子は指名手配犯に遭遇し、そして殺されるはずだ。
旅行や新居への引っ越しが落ち着いた時期にゆっくりと楽しもうと選んだ日にちが此れ程までに待ち遠しかったとは・・・・
全てはあの子が悪いんだ。あの子さえ余計な事をあの時の彼氏に言わなければ、今ごろ私は金持ちの彼と結婚しているはず。平々凡々としたこんな普通の旦那なんかじゃなくて・・・・亜希美は、今後のニュースが楽しみで仕方なかった。
「あの方、何を慌てたのか日にちを入れてないようだ・・・・連絡の取りようも無いし、このまま保管しておくしか無いか。そのうち、また顔を出すだろう」
初老の女性は、呆れた顔でその紙を祭壇の傍らの小さな箱の中に保管した。
箱は、二度と開けられることは無かった。

