恋愛事情HEART〜堅物理系男子×欲求不満女子〜【短編】
びくっと一瞬体を震わし、彼は眼鏡を上げながらあたしの方を見た。
そして何か言おうとしたのを、遮って言う。
「そんなに日光が好きなんですか。
そんなに植物になりたいんですか。
あなたが今何を思っているのか、あたしにも教えて!」
相手に詰め寄って言いまくった。
「あたしはあなたが好き!
好き!…すきなんだよ…」
2メートルぐらい離れたところで足を止めた。
彼の顔が歪んで見える。
自分でも分からない涙が出てきていた。
「…っく、ひっく
ううー…どうして」
拭っても拭っても、後からどんどんそれは溢れてきた。