『一生のお願い、聞いてよ。』








「ん…」



ズキッ



「いっ…た…」



気が付くと、周りには誰もいない

あるのは、あたしにかけられていた見覚えのない上着、壊れたビデオカメラ

それだけ。


(誰もいない…)

起き上がって座った

ズキッ

「いっ…!」

少し体を動かすだけで下半身が痛い


白いスカートは真っ赤になっていた

「血…お気に入りだったのにな…」


自然と口から思っていたことが漏れる


「あー、あたし、なにしてんの、まじで」


「はは…は…」


笑ってみるけど、それに反して涙がぼろぼろと溢れ出る



「…っ…うぅ…」


目を手で覆った瞬間




『あれ、気が付いた?』
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