愛しい人
棚に花が飾ってあった


胸が苦しい



早くここから出たい



彼女の面影を 私に見せないで



辛いよ



「優香 着替える? 服適当に貸すけど・・」



いつの間にか スーツを脱いで
楽な格好になっていた



私 どんだけ ぼーっと立ってたんだろう




「あ・・ 良いよ。私 すぐ帰るから・・」




「・・・・・」





無言が一番 怖い


見なくても わかる
睨まれてる




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