永遠の幸せを
私は水を口にした。


「・・・」

諏訪部さんが隣に座ったかと思うと私の持っていたペットボトルを奪った。



「私にくれたんじゃあ・・・」


「口移しでやるよ」


「えっ!?」



諏訪部さんは少しだけ水を口内に含めて、私の唇にキスをした。



僅かな隙間から口内に流れこんでくる水。


唇の端から滴り落ちる水が零れるのも気にならないくらい彼のキスに溺れた。



私は彼の腕の中で朝を迎える…




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