3秒小説
ひゃくごじゅうろく


部活に遅刻して、あわてて誰もいない更衣室に入った。


「出して」


ロッカーとロッカーの間の1センチくらいの隙間に、誰かが挟まっていて、腕をのばしていた。


どう見ても体が潰れているのに、腕は動いていた。




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