3秒小説
にじゅうよん


夜中の神社で、必死に祈っている男のひとを見た。



「もう、ゴキブリは殺しません。もう、ゴキブリは殺しません。だから、・・・・・・もどして」







そのひとの両腕は、ゴキブリの足になっていた。

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