3秒小説
さんびゃくじゅう


夕方、学校から帰る途中、


「助けにきたわよ」


と言って、鎌を持ったおばさんが、ぼくの手をつかんでひっぱった。


全然知らないひとだった。


おばさんは言った。


「さあ、帰るわよ」



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