3秒小説
さんびゃくさんじゅうご


「これ、妹のサチコ」


同級生の少女が、突然注射器を取り出して、ぼくの腕に何かを注射した。


「よかったね、サチコ。タカシくんとひとつになれて」


少女は注射器に向かって話しかけた。


ぼくの腕の中で、何かが動いた。



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