3秒小説
よんひゃくさんじゅう


正月、おばあちゃん家の和室で、


人間の顔半分に虫の足が生えた形のものが、もぞもぞと動くのを見た。


おばあちゃんに聞くと、あれは何もしなければ無害だからと言って笑った。




わたしはあれにゴミをぶつけていた。


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