3秒小説
よんひゃくごじゅうはち


夕方、学校からの帰りに電車に乗っているとき、横に座った友達がつぶやいた。


「やば、あのおじいさん人間じゃない」


友達の視線を追って、向かいの席に座った老人を見ると、


老人の頭の一部が、ぼごおっと音をたてて、ふくらんだ。


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