3秒小説
よんひゃくごじゅうなな


昼間の繁華街で、長い間学校をさぼっていた友人を見つけた。


「何やってるの?」


と聞くと、友人は笑って、


「デート」


と言いながら、バッグを開けてみせた。


中には、たくさんのぐちゃぐちゃの肉片と、髪と、爪と、目玉が入って



目玉が動いた。


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