3秒小説
よんひゃくろくじゅういち


部活帰りに、町中を歩いていると、背後から、灯油の臭いがした。


振り向くと、全身が黒焦げになり、所々崩れた体の女が、


「死ねない・・・・・・何で・・・・・・?」


とつぶやきながら、わたしの横を通り過ぎた。




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