3秒小説
よんひゃくななじゅうに


夕方、家に帰る途中、


曲がり角から、青い舌を持つ男の子が飛びだしてきて、私の顔をなめた。

あわてて手でふこうと、顔をなでると、


頬の肉が溶けていて、指が骨に触れた。


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