3秒小説
よんひゃくはちじゅうなな


夜、トイレに行こうとしたとき、両親の寝室から両手にドライバーを持った男が出ていくのを見た。男は廊下の曲がり角をまがると、姿を消した。


寝室にはいって、ベッドにいる両親を見た。


両親の顔から、目や鼻や口が無くなっていた。


代わりに、たくさんのネジが、顔中に埋めこまれていた。


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