3秒小説
よんひゃくはちじゅうはち


日曜日の昼間の公園で、ベビーカーに乗った赤ん坊の口から、


人の指がはみだしていた。


わたしの視線に気づくと、赤ん坊はそれを飲み込んだ。


母親は、優しくそれを見つめている。


< 488 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop