3秒小説
ごひゃくさんじゅうろく


学校の帰り、友達と親の悪口を話して盛りあがっているとき、


「消そうか?」


と後ろから声をかけられた。


異様に背の高い、細くて色白の男が、私達を見下ろしていた。


「消そう」




と言って、男は去っていった。




わたしの家の方向へ。


< 536 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop