3秒小説
ごひゃくよんじゅういち


十年前に、わたしをつけまわしていた男から、手紙がきた。


「あなたの内蔵を見ています」


とだけ、書かれていた。




夜、浴室で、自分のおなかにうっすらと縫い目があることに気がついた。


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