3秒小説
ごひゃくろくじゅうなな


「落ちないのよお、あれに触られた感触が、落ちないのよお」


風呂場で、裸の姉が、タワシで激しく全身を何度もこすっていた。皮膚が裂けて血が流れても、姉はタワシをこする手を止めなかった。


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