3秒小説
ろっぴゃくにじゅうきゅう


授業中、


普通の人の目には見えない、細長くてヌメヌメとした存在が、前の席の男子の魂を少しずつ啜っている。


わたしはその男子が嫌いなので、何も言わない。



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