3秒小説
ろっぴゃくよんじゅう


影が動いていた。


いや、よく見ると、人だった、影と間違えるくらい、黒くてひらべったい人が、道路を這いずりまわっていた。


その人は、金網の下をくぐって、ある建物の中にはいった。




私の学校だ。


< 640 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop