3秒小説
ろっぴゃくごじゅう


風呂上がりに、洗面所の鏡を見たとき、


指が七本ある白い手が、わたしの首をつかんでいるのを見た。




「気づいたのね。おめでとう」


翌日、車椅子の友人が、嫌な笑みを浮かべながら言った。


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