3秒小説
ななひゃくじゅうはち


参観日。教室の後ろに並ぶ生徒の親たちの足元に、血の付いた紙袋がひとつ置かれている。


穴が開いていて、中から目と指がのぞいている。


誰かの父親だという。





< 718 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop