3秒小説
ななひゃくじゅうきゅう


「人を引き摺り込む本」


というものを読んだ。


現実から本の中へと引き摺り込まれた人々が、嘆き苦しみ、飢えて死ぬ様子が描かれていた。



気が付くと、私の腕も活字になっていていつの間にかページの中に
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