3秒小説
ななひゃくろくじゅうよん


夕方、神社の階段を転がり落ちる人影を見た。


人はいない。影だけが、こちらに向かって転がり落ちてくる。


やがてそれが足元まで来ると、私の影の首のところをつかみ、首をひきちぎった。私は
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