3秒小説
はっぴゃくさんじゅういち
部屋の真ん中あたりから、何かが焼けるような臭いがする。ばんばんばんっと床を激しくたたく音がする。しかし何も見えない。臭いと音だけがする。部屋を横切ると、その見えない何かに触れてしまいそうで、私は部屋を出られない。
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