3秒小説
はっぴゃくごじゅう
部屋に少年の首が転がっていた。
じっと見たらいけないやつだと、直感的に思ったが、首が足下に近づいてきたので、思わず目をあわせてしまった。

翌日部屋には、わたしの首が転がっていた。代わりにあの首だった少年が、体を持ち、いまここで暮らしている。
< 850 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop