3秒小説
はっぴゃくななじゅうご
夜、住宅街を歩いていると、赤ん坊の泣く声が聞こえた。

ある家の明かりの灯った窓に、赤ん坊をあやす母親の影がうつっていて

・・・いや、あの動きは、あやしているというより、赤ん坊を食べているかのような


泣き声が一際高くなったかと思うと、急にやんだ。




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