ずっと大好き…この恋は永遠…



「すげぇ人気だな(笑)

○×レンジャー」


「子供連れが多かったもんね。

あ、浅井さん。

ゲーセンも入ってるよ」


人が減って、やっとすらすら進めるようになったフロアを歩きながらみのりがゲーセンの入り口を指差した。


せっかく来たのに何もしないで帰るのもシャクで、浅井が一つ背伸びをしながら返事をする。


「ちょっと寄っていくか。

何か勝負でもするか」





エアホッケー、車のレース、バスケのフリースロー…

やったゲームは全部浅井の勝ちだった。


完敗してふてくされるみのりに終始笑った後、浅井がみのりの頭をなでる。


「機嫌直せよ。

好きなの取ってやるから」


浅井の指の先のUFOキャッチャーに、みのりが嬉しそうに浅井に笑顔を向けた。


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