ずっと大好き…この恋は永遠…



…―――カシャンッ


浅井のキーケースが音を立てて落ちる。


静かな部屋に響いたその音に、みのりが体をすくませて浅井の体から手を離した。


ゆっくりと体の向きを変えた浅井と目が合って…

みのりが恥ずかしさから目を逸らす。


「なんかあった?

…やけに大胆だよな」


浅井の言葉に、みのりが赤く染めた顔を俯かせた。



ただ…

もっともっと触れて欲しかった。


触れていたかった。


言葉でいくら気持ちを繋いでも、それだけじゃ満たされない部分が確かに存在していて…


浅井が自分に向けてくれている気持ちはよく分かったのに、それ以上を求める自分がいて…


そんな想いがみのりの体中に広がり、切なくさせる。


だけど…


「…あの…ごめん…

やっぱり嘘…」


思わず感情が高ぶって出てきてしまった言葉が急に恥ずかしくなってきて、みのりが慌てて否定した。


自分の深い部分の感情を

見せたくない感情を出してしまった気がして、気まずさに顔があげられない。


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