ずっと大好き…この恋は永遠…
かけられない電話
だけど、1つだけはっきり分かった。
あの別れは
あたしを傷つけたくなくて…
悠太が選んでくれた選択肢だった事…
決して、悠太の本心からじゃなかった事…
つらい毎日を乗り越える事に必死だったはずなのに…
それをあたしに気付かせずに頑張ってたんだ…
あたしを傷つかせないように…
守るために…
悠太は―――…
「おばさん…今は…?」
目に浮かんできてしまった涙に、みのりが俯きがちに紅茶を見つめた。
「まだ入院中」
「そう…」
それ以上、何も言えなくて…
ひたすら紅茶を眺めていた。
紅茶の優しい香りが、胸を締め付ける。
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