雪の涙

血と…愛と…永遠の…物語…

一方彩花は…

「はぁ?何言ってんの!!そんな馬鹿げた事は止めなさい」

「どうしてです!!彩花さんの両親を轢き殺したの葛城組の坊主の両親だったんですぜ!!復讐とかしないんすか!?」

「復讐は新たな復讐しか生まない。それに、あっちは刑務所で罪を償った。これ以上苦しめる理由が無い」

「…彩花さんは大人になりましたね…。前の彩花さんは凄く感情的だった…。尊敬しますよ……」

「あっ…あぁ。…どうしたんだ?何かあったのか?」

普段はこんな事を言う奴では無かった。

「いえ、何でもありません…。彩花さんが良いのなら良いんです」

彼は部屋を出て行った。

「何なんだ?」

ピーンポーン

「はーい!!」


一方俺は…

「はぁ、はぁ、はぁ、疲れた…。彩花の家は遠いからな…」

今は真夏で、少し走っただけでも汗が止まらず着いてから少し汗を拭ってから呼び鈴を鳴らした。

彩花の家の呼び鈴を鳴らして直ぐに門が開いた。

「あの…」

彩花を出してください。

そう言う前に出て来た奴に突き飛ばされた。

「何だよあいつ…!!」

出て来た奴は腰に拳銃を入れていた。

「なっ…!あいつら…!!」

俺が追いかけようとすると…

「あれ?葛城君じゃん♪どうしたの?」

彩花が出て来た。

「彩花!!今、お前の組員が拳銃を持って走ってたぞ!!」

「えっ!?…あいつか!!やばいよ!多分あいつ葛城君の両親を狙ってる!!」

「両親を…お前の差し金か?」

「違うよ!!あいつが勝手に…。とにかく追っかけて!!私は足が遅いから!」

「あ、あぁ」

俺は全力で走った。

しかし、彩花と話してたハンデがあって見失ってしまった。

「くそっ…早く見つけて捕まえないと…」

その時…

パアァーン…

拳銃の発砲音と悲鳴が聞こえた。

「チクショ…」
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