んな口約束より確固たるモノを
美珠の「とても立派なアレをお持ちです!」発言によって、姉貴は今夜ヘッドフォンをすることに決めたらしい。
美珠は美珠で自分の失言を全くわかってない。
「童はもう寝るわ。美珠、今宵はパーリィーじゃ。存分に楽しめ」
「ハイです!」
多分言ってること半分も理解してないだろう美珠が答える。
そんな姉貴は俺にゴムを渡して逃げるように部屋へと戻って行った。
「馬鹿姉貴ーーーーーーーーーーーーーー!!!」
俺の叫びに同情する奴は、誰もいなかった。