俺様男子とラブ同居
私は見た!



「もらってねえよ!確かにもらえる雰囲気はあったけど、お前が見てること気付いたから、ちゃんと断ったし」

「!」


慶太は、口から白い煙を出した。



あの時…私が見てたことに気づいて、慶太は追いかけてきたんだ…

だけど、ちょうどその時に先輩から告白されたんだよね…

だから慶太は、私に指輪をあげようと必死でバイトしたんだ…


私に告白するために・・





「…慶太も私のことずっと好きだった?」


私は慶太に近づいた。




「……気づいたのは、つい最近だけど・・今思うと、好きだったと思う。お前のとこは、幼なじみだからずっと特別だって思ってたけど…特別=好きってことに、今まで気付かなかった」


慶太…



最高に嬉しかった。


幼なじみを好きになって、苦しいこともたくさんあったけど…

今全部がチャラになった。


私は最高に幸せだ。

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