車椅子から見える愛
何故途中でこんな話をしたのかと言うと、25年前のことをすべて正確には覚えていないというのとを言いたかったのである。
育児日記みたいなものは書いていた記憶はあるけれど、あのときの状態では、たぶん楽しいだけの育児ではなかったし、かりんが生まれてからほとんど寝ていない状態、いつも抱っこしていたので、メモくらいのものだったと思う。
ケイレンを起こしたときの詳しい説明がここでできないのだ。特に点頭てんかんではないかと思い、病院へ行ってそこで病院の先生はどんな診察をして、どんな診断をしたのか、そこがハッキリとしないのである。
覚えているのは、私がケイレンだと断定して行ったことと、医者もケイレンですねと言って、専門の病院への紹介状を書いてくれたこと。
そのときに、生まれたときも同じ病院だったし、ケイレンを起こしたと言われたこと、小児科の医者から専門の病院へ行くように勧められたことを伝えたのだ。