車椅子から見える愛


かりんの顔はパンパンに腫れてしまった。ホルモン療法が終わってもすぐに腫れが収まるわけではない。


腫れすぎて、目はつり上がり口はへの字になってしまっている。


それでも私には可愛いと思えるのだけど。


かりんも病室から出られるようになり、お風呂にも入れることが出来た。赤ちゃんのお風呂はナースステーションの横にある、沐浴の部屋で。


ある日も沐浴室でかりんの洋服を脱がせていると、看護師が入ってきた。


そしてかりんの顔を見て


「お母さん!大丈夫ですからね!この顔は絶対元に戻りますから!」


と言ったのだ。


この顔はって!


今でも十分可愛いのに!失礼な!


そんなことはいいからもっと他のことを心配したり、気を回してくれないかしらね?


今でもそうだが、病院の医者や看護師の言動はおかしなことも多い。


確かに病院がないと困るのだけれど、患者を上から見てる人が多いのだ。


運の悪い私は特にそういう人に当たる。


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