Blood Tear


どんよりとした雲の下、薄暗い山道を歩くのはコウガ達4人。



ジークを先頭にコウガとレオン、少し離れてクレアが続く。




 「本当にこの道で合ってるんだよな?」


 「大丈夫ですよ~今度こそは」


苛立ちを露わにするレオン。

と言うのも、シェノーラの元へ案内すると先頭に立つジークなのだが、先程から迷ってばかり。



すれ違った旅人に道を聞き、やっと見覚えのある道まで出たようだが心配である。




 「申し訳ありません。何せ、あまり外に出ないもので」


 「気にしてないよ。それより、シェノーラと長い事離れてたけど大丈夫なのか?」


歩くスピードを落としコウガと並んだジークはぼそりと呟く。


そんな彼に主である彼女と離れている期間が長い事に心配してみるが、彼は大丈夫だと笑って見せた。




 「心配いりませんよ。リリアも居ますし、お嬢様なら大丈夫です」


彼女達を信頼している様子のジーク。


長い時の中で築きあげた深い絆があるようだ。











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