Blood Tear
「そうだ、リョーガ、彼女の傷を治してやってくれ」
「既に完了してますよ。それにしても、自身の怪我を治癒できないのは不便ですね」
思い出したように言うレグルはリョーガに命令するが、何時の間にか治癒を行っていたようで、リョーガは微笑みながらシェイラに手を差し伸べた。
彼の手を取り立ち上がると頭を下げ礼を言う。
そんな彼女の手をニコニコしながら握る彼の腕を掴むのは不機嫌そうなジーク。
何時までその手を握っているのかとシェイラを彼から離し睨み付ける。
シェイラを挟み鋭い眼差しと朗らかな笑顔がぶつかる中、レグルは1人呆れたように溜め息を吐くのだった。