Blood Tear
「余所見するとは良い度胸だね!」
顔を歪めたジークは舌打ちをすると地を蹴り飛躍。
戦闘に集中していない彼に突きを繰り出したカンナとナギ。
ジークを挟み前後からの攻撃。
しかし攻撃は簡単には当たらない。
薙刀同士がぶつかり苛立ちを覚えたナギは背後に着地した彼へ一方的な攻撃を仕掛ける。
突きを繰り出し身を回転させ勢いをつけながら力任せに振り下ろす。
何度交わされても攻撃を止める様子を見せない彼女の援護に回るカンナ。
冷静に判断しながらジークの攻撃がナギに触れないよう防御する。
刃を刀で防ぎ身をそらしながら後退するジークはナギの突きを力強く弾く。
厚い刃を下に弾かれバランスを崩した彼女。
ジークは薙刀の柄を掴むと彼女ごと振り回した。
薙刀を離さない彼女はジークの周りを回転し、目を回す彼女を確認するとジークは掴んでいた薙刀を手放し彼女を突き飛ばす。
「うぅわぁぁーー!」
「え……」
突然突き飛ばされたナギは手を出せずにいたカンナの元へと飛んで行く。
咄嗟にナギを受け止めたカンナ。
物凄い勢いで飛んできた為、その勢いが収まる事なく2人は派手な音を立て家屋へと突っ込んで行った。