Blood Tear
塔が崩れ数日、村を離れた者達は舞い戻り、村の復興に勤しんでいた。
神の瞳に頼らず生きていく。
彼等はそう決め暮らす事にしたのだ。
ある家屋のベッドの上、暖かな陽を浴び目を覚ましたのはコウガ。
瓦礫の下敷きになっていた彼は村人に救出され此処に運ばれた。
周りを見回すと4つのベッドがあり、その内の2つにレオンとリオンの姿がみられる。
「やっと目が覚めたか。このまま目を覚まさぬものかと思っておったぞ」
頭痛に顔を歪めると、背後からの少女の声に振り返る。
其処に居たのは赤髪の少女。
机に広げた難しそうな本を読んでいたようだ。