風に恋して:番外編
「もっと、熱くしてやる」
「んっ……」

離すつもりはない。リアだって、ただ未知の世界が怖いだけでレオを好きでいてくれる。愛する人に、自分を刻み込みたいと思うのは……エゴ、だろうか?

リアの甘い声に、レオは我慢できずに胸元を強く吸った。紅く染まるリアの白い肌。

そしてまた、リアの膨らみに唇を……舌を、這わせていく。けれど右手をそっとワンピースの裾の中へ忍び込ませたとき――

「レオ、や――っ」

リアがグッとレオの手を掴む。

「リア……」
「や、やだ……お願い、嫌」

リアはベッドに手をついて上半身を起こす。レオはそれを引き寄せて抱きしめた。耳元に唇を寄せて、右手でリアの太ももをそっと撫でる。

「お前を、傷つけるようなことはしないから」
「やっ……レオ、やだ、怖いよ」

首を振って、レオの腕から逃れようとするリアをギュッと抱きしめる。

「レオ、や、待って」

その抱擁の意味を理解したのかリアが抵抗を強めて、爪が食い込むほどにレオの手を掴んだ。

「リア」
「やだよ、レオ。お願いっ、ぅっ」

身体を震わせて泣き始めたリア。その零れる涙を唇で掬う。

「……わかった。今日は、しないから」
「ん……」

――その後、苦労はしたけれどしばらくしてリアはレオにもっと深く触れられることを受け入れてくれた。そして、プロポーズにも“YES”の答えをくれたのだ。
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