【完】まりあ ~人魚姫の涙~
敦さんの首に回していた私の腕が、離れない---
普通ならベッドへ下ろされた時点で離れなくちゃいけないのに…、
心が寂しくてしかたのなかった私は、誰かにすがり付きたくて---
慰めて欲しかった…。
私の冷えた心を暖めて欲しかったの。
「敦さん…」
「どうしたの?まりあちゃん」
「うっ…、ヒック……、ッ…」
お互いベッドの上に座ったまま、私は敦さんの胸の中に顔を埋めて泣いてしまった。