【完】まりあ ~人魚姫の涙~


「ごめんなさい…。えっと、蒼ちゃんは私の幼なじみで『お前みてーな、隙あらば女を食っちまうヤローの傍にまりあは置いとけねぇーんだよ』……」




「俺の家来の分際で…」




「バーカ。そんな大昔のこと今更、口に出してんじゃねぇー」




私の言葉に被せて言う蒼ちゃんと敦さんの言い合いが、だんだんとヒートアップしてきている…。




止めた方がいいのかな?




そんな風に思っていたが、周りのスタッフさん達の冷たい視線に気づいた二人はいつのまにかホテルに着くまで無言となる。




そして昨日泊まったホテルへと到着した私達はいったん、それぞれの部屋へと戻る事にした。


< 315 / 600 >

この作品をシェア

pagetop