【完】まりあ ~人魚姫の涙~


「まりあ?」




パシンッ---




黙り込んでしまった私の頬に触ろうとした、蒼ちゃんの手を叩いた。




「しょうがないじゃないっ!どうしてもルイスじゃなきゃ…、裕也さんじゃないとダメなの!私だっていつまでもルイスに縛られていたくはない。…でも、どうしたって私の視線は裕也さんを追ってしまうのよっ!」




涙がこぼれた---




後から後から零れ落ちる涙が、止めどなく溢れて落ちる。


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