【完】まりあ ~人魚姫の涙~


その言葉に続く、監督のその作戦に驚愕した。




それから一時間ほど話し合った私達は、その場でお開きとなった。




それにしても---




あれから私と蒼ちゃんはタクシーチケットを貰い、タクシーに乗り込んだ。




タクシー内での私と蒼ちゃんは隣り合っているにも関わらず、終始無言で互い自分の傍にある窓から暗い闇夜を見つめているだけ。




そして考える事は、ただ一つ---




監督の話した内容についてだ。


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